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「コントロールPD」が仙台西多賀病院の武田篤先生とのインタビュー動画をYouTube配信しました(4/20)。3つの質問にお答えいただいています。(以下抄録)

               Q1. パーキンソン病患者はコロナウィルス感染で重症化リスクがある?           A1. パーキンソン病(PD)だからといって特有の重症化リスクがあるわけではありません。しかしPDの好発年齢が70才以上ですから、老化による肺機能の低下に注意が必要です。人は普段その人の肺活量の数分の一で呼吸して生活しています。この肺活量の予備能が老化とともに低下します。「新型コロナ肺炎を起こして急激に悪化する」というケースが高齢者に多いのは、予備能が低下していて肺の余力が少ないからなのです。従って若年性PDで30代、40代のかたは重症化リスクは小さいと言えるでしょう。

Q2. コロナ感染時に今の薬は継続してもいい?                   A2. L-ドパは身体の動き・脳の働きを維持している「命綱」です。絶対に止めないで下さい。本人が飲めないとき注射でL-ドパを入れるという方法がとれます。PD患者には喉の動きが悪くなるということがあります。肺炎になったときは痰を出さないといけないのです。痰がうまく出せないと、肺炎からの回復が遅れる危険性があります。適切に痰を出すためには喉がうまく動く必要がありますから、その点からもL-ドパがあったほうがいいのです。

Q3.市販の解熱剤や感冒薬など飲み合わせで良くない薬はある?        A3.市販薬と飲み合わせが悪い」という薬は特にはありませんが、イブプロフェンの解熱剤は注意が必要です。ロキソニン・ブルフェン薬などもドンドン飲むのはお勧めできません。もともと「熱が出る」ということは、ウィルスをやっつける反応ですから、熱はむやみに下げない方が良いのです。ただ、高熱になり体力が落ちて水分補給ができない状態だというのに解熱しないと、消耗してウィルスに負けてしまいます。熱を下げるべきかどうかはケースバイケースの対応が必要ですので、かかりつけの先生・主治医に電話相談して薬の指示を仰いで下さい。

《電話診療について》今ほとんどの病院で電話診療の受付をしています。当院でも1/4から1/3の患者さんが電話での診察を希望され、電話で症状を教えてもらい、薬を処方して、ご近所の薬局へFAXする対応をとっています。               ※仙台西多賀病院では体調に変化がない場合は午前9~10時の間に電話をして下さい。

《熱が出たとき》そのまま病院にかけこむのは避けて下さい。           今100近い病院で院内感染の報告があり、病院内でコロナ感染が広がり大変なことになっています。仙台西多賀病院でも外にテントを設置し、外来患者さんの熱を測っています。熱が出た場合の対応病院は「発熱外来」を設けた病院に限られています。発熱したときはご近所の病院に駆け込まないで、「発熱外来」のある病院がどこにあるか確認して下さい。                                  →仙台市・宮城県の電話相談口(24時間)☎022-211-3883,022-211-2882 FAX:022-211-3192 または厚労省の電話相談窓口(9:00~21:00)☎0120-565653

「コントロールPD」は2018年7月仙台市の市民公開講座でRockSteadyBoxingを紹介して下さった坂井美穗さんが管理人として立ち上げたホームページで、昨年11月からは毎金曜午後8時にパーキンソン病に大切な情報、姿勢改善やバランストレーニングの運動など、大変有益で参考になる数分の動画をYouTube配信しています。日々の生活に取り入れ役立てましょう。https://www.controlpd.com/