コンテンツへスキップ

遺伝子治療の成果情報(2022/6/9発表)

遺伝子治療はiPS治療とは異なります。脳の被殻部に「局部麻酔で30分もあれば完了する」定位脳手術で直接遺伝子を注入するもので、一回の手術で済むそうです。

村松慎一先生らのAADC欠損症に対する遺伝子治療の成果情報(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構のウェブサイトに掲載)に、パーキンソン病治療に関して次のような言及がなされています。➡「これまで、パーキンソン病などの知見から、運動遂行機能を担う一次運動野と結合する被殻領域内のドパミンの回復がAADC欠損症に対する遺伝子治療の主要な効果発現機構と考えられてきました。本研究により、一次運動野だけでなく、運動計画機能を担う前頭前野と結合する被殻領域内のドパミンの回復も運動機能回復に重要であることが明らかになりました(図2)。」2022/6/9

   PD遺伝子治療の治験:2022年度第3四半期から開始<参考資料>            1)「治験開始のお知らせ遺伝子治療研究所 2022/6/13                                2)平成30年度 再生・細胞医療産業化連携プロジェクト採択企業<遺伝子治療研究所>2020/2/14                                                 3)臨床試験登録情報よりAADC発現AAVベクター被殻内投与によるパーキンソン病遺伝子治療の第I/II相臨床研究2015~2018                              4)村松慎一 et alAADC発現ベクター被殻内投与によるパーキンソン病遺伝子治療の第I/II相臨床研究pp8-16  2014/7/23                                                           5)  村松慎一パーキンソン病の遺伝子治療 治療の概念が大きく変わる 2017/8/28 Medical Noteホームページ

PAGE TOP